2020.02.17

コラム

グレートピレニーズの後脚には爪が6本あるのをご存知だろうか?

犬の前脚片脚には狼爪1本を含む5本爪があり、後脚片脚には4本爪があるというのが多くの犬種で見られる。

ところが、グレートピレニーズの後脚片脚にはなんと2本の狼爪があり、足先の爪4本と合わせると計6本も爪がある。

グレートピレニーズはヨーロッパではピレニアン・マウンテン・ドッグと呼ばれている。牧羊犬として家畜や家人を守る護衛犬として活躍する犬だ。

セントバーナードやバーニーズなども大型のマウンテンドッグ。重い荷物を運んだり遭難救助犬として活躍する、頼もしい犬たち。

彼らが活躍する場の多くは山岳地帯、岩場があったり急斜面だったり凸凹の不安定な地形だ。

そのような場所を歩く大型犬、特にマウンテンドッグ系は、 体重が50㎏にも60㎏にもさらに重くにもなる大きな体で、バランス良く歩くには特に後ろ脚に負担がかかる。そのため後脚には補助的役割を果たす狼爪が1本も2本も付いたと言われている。

通常の生活では狼爪が活躍する場面はなかなかないと思う。狼爪は地面に接することが少ないだけに爪は伸び放題になってしまう。

犬の爪は先端が丸まりながら伸びるので、 伸び続けるといずれ自分の皮膚に突き刺さってしまう、あるいは何かにひっかけて思わぬケガの原因になってしまうなどの危険が考えられるので、時々伸びすぎていないかチェックし、必要に応じて爪切りしてあげる必要がある。

ドッグトレーニング、ドッグホテル、ドッグシッターのご依頼は、『ドッグトレーナー わくわく』(東京都町田市)までお気軽にどうぞ!