ワンポイントレッスン！『拾い食いが心配！！』

パピーは散歩を始めると、そりゃもう落ちているモノに興味がいきます。

犬の目線は地面に近いし、ましてやパピーは好奇心が旺盛なので、ある意味仕方がないことですね。

犬が、落ちているモノに注目したり、匂い嗅いだり、咥えたり、立ち止まったまま動かなかったりすることは、犬ならではのごく当たり前に起こす行動です。

そして、拾い食いは危険、そのためにそれを阻止しようとすることも飼い主さんの行動としてはこれも決して悪いことではないし、命を守るためにも当たり前に出る行動ですね。

しかし・・・拾い食いを阻止しようと必死になりすぎると、かえって愛犬は、『その落ちているものがとても魅力あるもの！』『飼い主さんよりも先に奪わなきゃ！！』と勘違いして、積極的に落ちているものを見つけ次第口にしようとしてしまう可能性のほうが高くなります。

すなわち、愛犬が地面に夢中になっているその行動に対して、いちいち飼い主さんがやめさせようとリードを引っ張る、落ちているものに対して飼い主さんが必死に隠そうとしたり愛犬より先に手にしようとしたりしているその反応に対して、愛犬がますます落ちているモノに夢中（必死）になるのです。

結果として、飼い主さんそのものよりも落ちているモノの方が魅力的に感じてしまう訳で、飼い主さんよりも先に奪う、大切なモノとして守ることがあり、将来的に“愛犬が言うことを聞かなくなる”ような現象に陥ることがあります。

そこで・・・　落ちているモノよりも、飼い主さんのほうに魅力を感じてもらうようにお散歩してみましょう。落ちているモノに気が向いても、『あ、それ（落ちているモノ）よりもこの人に付いて行くほうが何倍も楽しいことがある！』と感じてもらおう！　

パピーの散歩始めは、好奇心もあるけど、不安もいっぱい。

動画のようにパピーと向き合いながら声かけながら進んで（後ろ歩きして）みましょう。

【重点ポイント】その際、落ちているモノに夢中になりそうになっても、飼い主さんはそれをまったく気にしないことです！

パピーから人の顔が見えると安心なんです。すると、飼い主さんを意識して歩いてくれるようになります。さあ！パピーにとって、飼い主さんが魅力的な存在になりましょう！

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