2021.01.24

コラム

異種の動物たちと暮らす。

もちろん、行動も捉え方などがそれぞれ違う動物同士なので、何らかのリスクは考えられる。それは承知の上で・・・。

鳥は、案外地面(床)に降りて歩いたり走ったり、まったりしていることも多い。

自然界にいる鳥は、木の枝、電線など高い場所にいるのを見かけることが多いが、天敵に襲われにくく、飛び立ちやすいからであろうか。

鳥とは飛ぶもの、という思い込みのもと、いざセキセイインコを迎えてみると意外と床を走る、足と口ばしを巧みに使ってよじ登る、サーカス団のように器用に動き回る、そんな行動にびっくりであった。

私が幼少の頃にいたセキセイインコはほぼ鳥かごにいるだけだったので、今ではほぼ当たり前の放鳥、かごから出してあげる時間を設けることなど考えもしなかった時代で、鳥の行動はやはり飛びことしか知らない。かごから出したが最後、逃げてしまうと考えていたからね。

さて、家の中で歩く、走る、床にじっと立ち止まっていることが多い我が家のセキセイインコ、もちろん元気よく飛び回りもして、座ったり寝ていたら羽根をわずかにかすめてくることもあるし、止まりにくる。

肩に止まれば、囁くように鳴き声をかけてくるし、話しかける言葉にじっと耳を傾けてくる。このあたりは犬も似たような感じだね。

そんな鳥と暮らし始め、その後には大型犬を迎えた。

犬は動くモノを追う習性がある。

一般的に犬がいる環境下で他の動物が共生することは難しいとも言われる。習性が違う動物同士、お互いの安全を確保したり、安心して過ごせる状況を作ることはなかなかに難しいだろう。

当家でも、命ある動くモノはオモチャではない。そのことは一番の課題だった。

人間が、それぞれの習性や本能的なことを勉強したり、それぞれの性格や行動パターンを研究し、かつ安全安心のための必要なトレーニングを入れていくことで、また人間がきちんと見守ることも前提で、暮らすことは十分にできる。

手のひらに乗るような小動物を、犬や猫などと一緒にフリーにできるかどうかは、きちんと見極めや人間側の適切な配慮がそれなりに必要なので、十二分に気を付けてね。

犬と鳥、犬と猫、猫と小動物、などなどいろんなペアリングでお迎えのおうちも多いと思う。それぞれの暮らし方を重んじ、そしてコミュニケーションをし、日々和む、そんなふれあいを楽しまれていることでしょう。

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