2023.05.26
ワンポイントレッスン
ビビりの克服ではない、犬目線での対応の仕方、の例として。
慣らし・・・犬の社会化には、人間社会に存在するモノ(主に人工物)に慣らすという課題がある。
ただ人間社会に存在するものはたくさんあるし、すべてをクリアすることは無理がある。
リカバリーが早く、物事の吸収もしやすい2〜3ヶ月齢あたりで集中してやるにしても、トレーニングの考え方としてはかなり限界があるので、最初の段階としてのトレーニングでは、日常生活によくあるパターンなどに絞ってやることが多い。
生活環境や生活習慣、地域などによっては、その後に出会う物事は個々によって違ってくるもので、例えば、車には慣らした、と思っても、『いざ大通りに出たら大型トレーラーなんかが初めて目の前に迫ってきたら?』、『土日は普通の乗用車が多かったのに、いざ平日の朝に出てみたら作業車やトラックがガンガン走っている状況だったら?』、そんな初めての体験ではビビってしまうかもしれない。
そんな状況のとき・・・ 是非やっていただきたいのが、その場でしゃがんで一緒に観察すること。
しゃがむこと=愛犬の目線に近くなる=信頼できる飼い主さんと顔が近くなるので犬は安心する のです。
さて、社会化や慣らし、さらにはビビり克服だとしても、まずは一対一(つまり犬はソロ)でやってほしい。
よく犬の群れでなら大丈夫!とは言われるけれど、普段ソロで過ごすことが多いケースでは、群れ(犬友)ではOKでも、いざ、ソロ=飼い主・人とワンチームでは安心できない、なんてことも起こる可能性もあります。
愛犬の目線にしゃがんだら・・・以下のように対応してあげよう。
・飼い主さんは自信もって堂々と、そして優しく、少なめに声かけしましょう。愛犬は飼い主さんの行動をよく観察しています。
・過剰に撫でたり触ったりするような刺激も与えないようにしましょう。体に少しでも刺激が加わると、ビビりを増幅させてしまう恐れもあります。
・愛犬がどの方向を向いているかは、気にしないであげましょう。今、向いている方向が、まずは安心できるからです。
・もし、オヤツを食べられるならあげてもよし。食べる気持ちがあるということは、心にゆとりがあります。
まず!今からでも良いので、家の中で 首輪、ハーネス、 リードをつけて、つけたまま遊んでみましょう!
一緒に見て、聞いて、感じて。
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